献本御礼

ここ最近のいただいた書籍です。

■朝日新聞出版 カール教授のビジネス集中講義
 著:平野敦士カール

カール教授のビジネス集中講義 経営戦略


■晶文社出版
 著:小林弘人、柳瀬博一
インターネットが普及したら、ぼくたちが原始人に戻っちゃったわけ


■日本実業出版社
 著:鈴木義幸

会社を変えるリーダーになる エグゼクティブ・コーチング入門


献本ありがとうございます!。

最近は、紙で読むよりもタブレットで読むのが多く、
メモとか取る量が減り、雑に読んでる気が・・・。

時間を見つけて、読ませていただきたいと思います。






弱者の勇気 栗城史多

登山家の栗城君からの献本。弱者の勇気

エベレストへのチャレンジで、失敗した後の事を綴ったもの。
さっと読めるが、内容としては心にぐっと刺さる。

栗城君流の様々な解釈も述べられている。

例えば、無駄。
一般的には役に立たない事と理解されるだろうが、栗城流には「隠れたチャンス」
例えば、国境。栗城流には「心の壁」

あまり書きすぎると、ネタバレしてしまうので、
ぜひ、読んでみて欲しいと思います。

仏教の禅の精神にも繋がる面白さあり。


無茶をせず、次のチャレンジに望んでもらいたいと思います。



PS:栗城君!
 献本ありがとうございました!
 真摯に読ませてもらいました!




【書評】30代の「飛躍力」、人間の達人 本田宗一郎

ビジネスで成功した人たちがどんな苦労をしながら、
どういうタイミングで逆境に打ち勝って生きたか?
というのをまとめた本は数多くあります。今回は、そういったもの2冊です。


30代の「飛躍力」  成功者達は逆境でどう行動したか?
 竹内一正著 PHPビジネス新書

ヨネックス創業者 米山氏、パナソニックの創業者 松下氏、
ゼロックスコピー機の発明者 チェスター氏、ホンダ創業者 本田氏、
阪急阪神東宝グループ創業者 小林氏、日本の資本主義の父 渋沢氏、
ソニー創業者盛田氏、アップル創業者ジョブズ氏を取り上げて、
簡単な生い立ちから苦労の時や耐え凌いだ時期のエピソードを紹介。

すべての事には縁やタイミングがあり、最終的には志が打ち勝つ。
そんなストーリーが8つあります。

いろんな所で聞きかじっていたのですが、初めて聞いたのは
阪急阪神東宝グループの創業者小林氏の話。

やる気のない銀行マン時代と不遇な役目。従来の会社では無理と思われる事を
素人感覚=お客様目線でいろいろ取り組んだ事が形になっていく話でしたが、
鉄道の敷設からネーミングの理由、利用をあげる為の劇場設定など
幅広いアイデアを出して実現して来た事を知りました。

登場する8名の方々含めて、日本の成長を担って来た
経営者はどれほど面白かったんだろうな〜感じます。

 伊丹敬之著 PHP研究所

言わずと知れた、世界のホンダを創業し育てた本田宗一郎氏の
「行動と言葉」を様々な事例を交えて、伝える本。

数多くの名言が記載されていますが、いくつか抜粋。
・人を動かす事のできる人は、他人の気持ちになることのできる人である。
・人間は所詮、私利私欲もあり、好き嫌いもある弱い存在である。
・能率とはプライベートの生活をエンジョイするために時間を酷使することである。
・創意工夫は苦し紛れの知恵である。
・みんな頭が良すぎるから、物事を複雑に考えすぎる。

時間軸を持って、書かれるパターンもありますが、
この本は仕事の流儀や、心のありようなどの切り口でまとめたものであり、
非常に読みやすかったです。

人間味溢れる本田宗一郎サンに改めて敬服いたします。




両方を通じて思うのは、結局、少し変わって居ても人間味溢れて、志が高い人が
なんだかんだ成功してるんじゃないかな?と。






【書評】ビジョナリーカンパニー4 自分の意志で偉大になる

先週の出張時に読了。多くの人におすすめしておきます。



ビジョナリー・カンパニー 4 自分の意志で偉大になる (GREAT BY CHOICE)
著:ジム・コリンズ 訳:牧野洋 発行元:日経BP



既刊のビジョナリーカンパニーシリーズの第4弾。
今回のフォーカスは
「不安定さが恒常化し、不確実さが永続し、変化が加速し、
断絶が日常化する予測不可能制御不能な世界にあっていかに飛躍するか?」
というすべての組織が直面する課題に対しての一つの回答を導きだすもの。

性急に結論をまとめるとすれば、下記のような事だろう。
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未来は予測できないが、創造できる。
創造は運や環境によってもたらされるのではなく、人の意思でもたらされる。
意思を持つ人、組織は下記を兼ね備える。
・自分で設定した努力義務である「20マイル行進」を
 良いときも悪い時も継続的に行う。
・見当をつける為に「銃撃を行い軌道を修正」し、
 確実に当たる事が分かり次第「大砲を放つ」。
・安全を最優先し、余分とも思えるほど余裕を保ち、
 「死線を避け」、確実な遂行を目論む。
・リーダーが考え思うだけではなく、チームとして遂行できるように
 「SMaC」と呼ばれる活動規律をまとめて徹底している。
※SMaC(Specific Methodical and Consistent:具体的かつ整然とし、
 一貫した考え方)

環境や運、不運、不公平さやチャンス、時間は平等であるが
それに左右されるのではない。

すべての人は決断、行動する選択の自由を持ち合わせているのであり、
自分の意志で偉大になる自由を持ち合わせているのだ。

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上記の様な事を、同じ時期に成功した企業とダメになった企業を比較する事や
世界で初めて南極点に到達したアムンゼンと到達後に
全員死亡してしまったスコットの比較などを用いて
約350ページかけて説明していく。


ベンチャー社長含めて多くの企業経営者が読んでいるあろう本シリーズだが
現在のD2Cにおいて最も多くの示唆を得たのは、本書かもしれない。

経営において必要なのは「ヒト/モノ/カネ」と言いますが、
最も重要なのは「ヒト」であり、更に言えば「意思を持ったヒト」が最重要だ。

D2Cが「意思をもったヒト」の集まりであり、
アムンゼン型のリーダーが溢れる企業グループになる事を願いたいと思う。







つながりすぎた世界

UPしていなかった書評のエントリー。


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つながりすぎた世界
インターネットが拡げる「思考感染」にどう立ち向かうか。
著作:ウィリアムHダビドフ、訳:酒井泰介 ダイヤモンド社
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本書の基本的なスタンスは「風が吹けば桶屋が儲かる」という因果応報にある。

すべての事には理由があり進展し、さらに連鎖し、連鎖により更に自己増殖して行く。
自己増殖の仮定では、効果効率を高めるのだが、閾値を超えた瞬間に、
人がコントロールできない領域に達してしまい暴走する。
結果、好ましくない状況を引き起こしてしまい社会的なマイナスに。

鉄道の敷設による米国シカゴの繁栄と衰退、スリーマイル島の原発事故、
初期インターネットの時代に起きた「モリスのワーム」事件、
アイスランドの金融危機、サブプライム問題を引き起こすまでに至った金融工学の進展と
それに伴う経済危機などを事例とし、何が何に影響しあい繋がった結果、
当初目論んでいた事とは違う結論、全くコントロールできないレベルの問題を
引き起こしてしまったのか?を記載している。

特にインターネットはその連携を生み出す最たるものであり、
「思考を感染」させる暴走的連鎖するツールとして位置づけており
現在の状態に警鐘を鳴らしている。

「過小結合状態」が「結合状態」になり、
ある一定の成果を生んでいる「高度結合状態」に至り、
コントロールできない程に繋がりすぎた「過剰結合状態」に
なっていくのを回避するすべはない。

しかしながら、結合している状態を理解し、規制の強化により遅らせたり、
現実に即した制度を設計し直す事によって、ある一定の対応は図れるはずである。

インターネットにより猛烈な勢いで繋がる世界にどのように向かうべきなのか?

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要約すると上記のような事だろう。

ネットをビジネスの根本としている身でこういった論調に納得するのは、
おかしいと思われるかもしれないが、かなりの部分で納得。

TwitterやSNSの登場により、情報の拡散スピードは誰にも手に負えない状態に。
従来は、新聞、雑誌、ラジオ、テレビなどで情報を取得した後、
誰かに伝えるまでに「思考する時間」があり、「冷静になる時間」があったのだが、
最近思うのはネットにより「思考」が増強されているのではなく
「感情」が増強されている気がしてならない。

なので、本当か嘘かわからない根拠不明の情報であっても猛烈に拡散するし、
昔ならば知らなくて良かった情報も急激に伝播されているのではないか?と。

これこそが常時繋がる世界を生み出すネットの強みでもあるわけですが、
冷静になれない=使いこなせない人々が増えると、間違いも起こりやすくなるのではないか?

ネットの持つ力が、適切に活用される事を願いたいと思った一冊でした。





PS:本日もテキストだけでつまらないのと、夕焼けが奇麗だったので写真UP!










悔しかったら歳を取れ!

夕方は、宣伝会議の東会長の還暦をお祝いする会に参加。

D2C設立以降、とてもお世話になっている方なので、参加するのは当然ですが、
その場でぜひお会いしたかったのが、タイトルの本を書かれた野田先生。

野田一夫著 GOETHEビジネス新書

ベンチャーを目指す人なら是非一読してもらいたい本ですが、
生い立ちから、大学教授になり、ピータードラッカーを日本に紹介し、
ニュービジネス協議会を創設し、大学を数個立ち上げるまでの話が
ギュッと一冊に詰まってます。

ソフトバンクグループの孫さん、HISの澤田さん、パソナグループの南部さんなど
も頭があがらないんじゃないか?と思われるほど大先輩。
電通の第4代社長である吉田さんとも直接の関係があったというのも驚きですが、
85歳になられた現在も脳がフル回転している感じ(笑)。
お会いできて光栄でした。今度オフィスに遊びに行ってみようと思います。



PS:宣伝会議さん、東さんと野田先生との写真ください(笑)。
 記念にUPします!。




中国関連本の書評

中国関連本を2冊ほど読んだので書評をUP。


 加藤嘉一著:日経プレミアシリーズ

18歳の時に訪中し、現在フィナンシャルタイムズ中国語版コラムニストの著者が
実体験に基づく中国人の意外な国民性やものの考え方を記述しています。

・見栄を大切にする中国人、実利を取る日本人
・日本を軍事国家だと勘違いしている
・西欧人より、なんだかんだで日本人の方が一緒に過ごしやすいと思っている
・世論引き締めの中でも進展する市民革命
・頻繁喚相(日本の首相が毎年変わるのをなじる用語)はなぜ?
・大国と新興国が入り交じる中国
・中央のご機嫌取りに躍起の地方機関
・世界の工場から脱却をめざすも、給料増加を目論む出稼ぎ労働者

など、なんとなく感じてる国家としての中国の「人間っぽい」ところを感じます。

 中島恵著:日経プレミアシリーズ

大学在学中に北京大学に留学し、新聞記者を経て、フリージャーナリストに。
本書は、中国で大学教育を受け、日本に留学、働いている人から見た”日本論””日本人論”。

・実は小泉首相は人気がある?
・礼儀正しくてマジメ、几帳面なのが日本人
・アジアの中で東方文化の伝統が最も残っているのが日本
・中国が失った儒教の教えを日本から学ぶ
・「オタク」は世界で良い言葉
・日本はとても居心地がいい国
・GDP順位は抜いても、豊かな生活は望めない中国
・日本企業は人材をじっくり育ててくれる
・スピードや活気はあるが、人を育てる余裕がない中国企業
・細かすぎる日本人の仕事感
・高齢者の家族が見舞いに来ない日本
・なんだかんだ「日本人は幸せだ!」
・コネがないと成功できない中国、フェアな競争制度の日本
・日本人は今の中国人を知らなさすぎ

など、こちらも文化の違いや考え方の違いを、感じさせてくれます。



両方の書籍を通じて感じたのは、
「中国人」「日本人」という一般解はないという当然の事。

「中国人はああだこうだ」「日本人はああだこうだ」とレッテルを貼るのは、おかしい。
同様に、「中国はこう」、「日本はこう」と決め打ちするのはおかしい話。

国として中国は隣国ですが、実際に付き合うのは個人と個人な訳で、
お互いの文化と個人の考えを尊重しながらお付き合いする事が重要なんだと
心から思います。






武士道/コンプライアンスが日本を潰す

久しぶりに書評です。LAからの戻り便で、2冊読了。


 新渡戸稲造(山本博文 訳/解説) ちくま新書861

宗教教育がない日本においてどうやって道徳教育を行うのか?という
ベルギーの法学者からの質問がきっかけで1899年にまとめられた本が本書。
「BUSHIDO The Soul of Japan」としてアメリカで出版され
世界的なベストセラーになり、未だに読み継がれるロングセラー。

1899年と言えば、日清戦争に勝利した数年後。
先進国に名前を連ね始めたあたり。

士農工商がある封建社会にあって、もっとも尊敬される位としての武士。
武士道は成文化されたものではないが、仏教的、儒教的影響から派生しており
徳目としては義・勇・仁・礼・信(誠)・名誉・忠義で構成される。
すべて関連するが、最も根幹となるのは名誉であろう。
名誉と言うと理想的だが、身分を汚さない「恥」の概念の方が強い。
自立的な倫理というよりも世間の目を恐れる他律的なものと考える方が適切だろう。

武士道を桜に例えた冒頭の書き出しが、日本人的には受け入れやすい。
「武士道は、日本の標章である桜の花にまさるとも劣らない、
わが国土に根ざした花である。それは我々の歴史の植物標本箱に保存される
ひからびた古い美徳ではない。」

日本の封建制度が崩壊過程にあり、急激な商業優先の時代に突入していく中で
「ああ!現代には金権支配がなんと急速に蔓延してしまったのだろうか!」と
嘆いている文が印象的。

最近の自己目的化した数字型経営や完全な新自由主義者の経済理論
欧米流のグローバルスタンダードに違和感を感じている僕からすると
武士道的な倫理に共感できるところがあるのに妙な納得感。

日本人の思考様式を自覚し、他の国との比較をするにあたり
読んでおいて損は無い1冊。


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コンプライアンスが日本を潰す  〜新自由主義との攻防〜
藤井 聡 扶桑社新書121 

公共政策論、国土計画論を専門とする著者が
「日本のことは、自分たち日本国民が決める」という独立自尊を促す本。


コンプライアンスというと「内部統制」「コーポレートガバナンス」
「法令遵守」などを思い浮かべる方が多いかもしれないが、
本書はそういった方向の書籍とは異なる。

本来、法令は慣習・文化から立法、改正され、それに基づき
社会に好循環をもたらせるべきものであるはずだが、
現在のコンプライアンス至上主義は、米国の新自由主義の発想=
完全なる市場主義=競争が全て=独占禁止法の尊重といった
元来日本が持っていた慣習・文化とは相容れないところから
規定されているものである。

タクシー業界に起こった規制緩和の問題と改善できない状態、
建設業界を襲っているマイナススパイラルについて触れている。

TPPなどのビジネスの視点で考えれば、米国のルールを
そのまま受け入れる事に等しく、受け入れられるような話ではない。

「法令に従うな」と言っているのではなく、日本に根ざした法令を構築し
法治国家としてのレベルをあげ、福沢諭吉が指摘した3段階の文明
(未開国、半開国、文明国)の水準のうち最高位の「文明国」を目指そう!

こちらの本も、完全なる新自由主義には違和感を覚える僕としては納得。
今の日本には、「一身独立し、一国独立す」(by福沢諭吉 学問のすすめ)
という主体性が求められているって事を強く感じます。



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たまたまですが、5000円札の新渡戸稲造と1万円札の福沢諭吉という
お金に絡むネタになりましたが、紙幣に描かれる人というのは
博学であり、志も高い人だったのだなと改めて尊敬しました。


金曜日の午後にLAXを出発し、成田への帰国は土曜日の19:00。
時間を損した様な感じになるのは僕だけでしょうかね・・・。






ステーィブジョブズ/さよなら!僕らのソニー/テレビは余命7年

ムンバイ出張はフライトが長く、本を読む時間がかなり取れた。

で、都合3冊読めました。
※スティーブジョブスの前半は読んでました。

■スティーブジョブズ1、2
 前半は、彼の生い立ちや追い出されるまで。
 後半は復帰後に新しい商品を出して行くストーリー。
 狂気と言えるほどのユーザ体験への執着。
 ユーザ体験を生み出す為には、端末からサービスから社内外の調整すべてやる。
 第3者的に書かれた本を見て、改めて彼の生涯に圧巻。
 やり残した事は、何なんだろう? 

 ノンフィクション作家である立石泰則氏の本。
 ソニーが「モノ作り」から遠のき、モノから派生する周辺サービスに拡大し、
 「ソニーらしさ」を失って行くのを憂いている本。
 
 設立当時のソニーが目指していた事に共感。
 ・マーケットクリエイションというのは、マーケットエデュケーション。
 ・我々は大会社のできない事をやる。
 ・人真似はするな。他人のやらない事をやれ。
 ・創業者精神は語り継がれても、受け継がれない。
 ・グローバルローカライゼーション

 本書の視点は、立石氏からの視点なので、一概にソニーを憂う必要もないと思う。
 が、いくつかの見解には賛同。


 なんとも過激なタイトルです。テレビが余命7年って・・・。
 広告業界の人間ならずとも、気になります。

 いくつかの章にわかれていますが、一番気になったのは、
 現在のTV局の番組作りとか、視聴率至上主義あたり。
 民放化するNHKというのも解り易くて面白かった。


============================
3冊を通じて、感じたのは
・大元の主旨、志を忘れてはいけない。
・変化を恐れてはいけない。
・短期的に結論を求めない事も必要。
・数字を自己目的化してはならない。


タブレットで読むのも良いですが、紙は紙で味があって好きだな〜。






 

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