噂に聞いてたCES@ラスベガスに参加。
参加と行っても、展示側ではなく視察側です。
まず驚いたのが、会場の広さ。
大きく2会場に分かれており、既存のメーカー会場と
ベンチャー会場みたいになってました。
初訪問なので、経年比較はできませんが、
思った事を書き連ねます。
■全体的にはIoT,IoE
CES=Consumer Electronics Show
なのですが、ほとんど電化製品はインターネットにどう繋げるか?
が、差別化ポイントに。
なので、ネットサービス発想のデバイスに進化しているか、
デバイスにネットサービスを組み込むか?という大元の違いしか無い。
自社で技術を持たなくても、アジアのベンダーを使えば、
簡単にモノが小ロットで作れるようになっているので、
サービス発想のデバイスが増えているのが、今。
IoT(Internet of Things)、IoE(Internet of Everythings)
言い方はどちらでも良いですが、すべてがそこに向かっている。
■IoTを実現しているのは、6つの要素。
スマホの普及にあわせるようにIoTが全盛になりつつあります。
そのベースはいくつかの要素からできていると思います。
LTE(高速無線ネットワーク)
Bluetooth LE(Low Energy)近距離無線ネットワーク
高速処理チップ(高速、低電力チップ)
高画質画面(高解像度、低電力表示スクリーン)
高容量バッテリー
上記5つの要素は、ガラケー、スマホから培われたものであり、
それが、多様なセンシング技術と相まってサービス設計されるとIoTに
なっていくのだと、感じます。
■IoTに日本は近いのでは??
各種スマホへの部品供給は日本産が多いようですし、
CESに出店してないAppleは横浜に拠点を作り技術を取り込みたいのでは?
と考えると、IoTと日本は結構近いんじゃないかな?
展示側の日本企業は従来企業中心だったような気が・・・。
ビジネスチャンスはもっとあるはず。もったいないかも。
■ベンチャー囲い込みが凄い。
全会場の1/3を占めるであろう場所が、世界から呼ばれた
イノベーションベンチャーが出店していたのが驚き。
昨年までのスペースを大幅に拡大したらしく、
どうやら国策で集めている様子。
欧州、中国、韓国などITベンチャー、IoT企業がこぞって参加し
ビジネスマッチングが行われている。
米国初の新サービス、新企業も多い中、
ベンチャーはCES@ラスベガスに向かっている感じを強く受けました。
■大手メーカーは、それなり。
家電のイベントなので、冷蔵庫やマッサージ機なども展示されてますが、
メインはTVやスマホや次期商品。
TVは4K、8K対応モデルかLEDや湾曲ディスプレイ。
スマホ、タブレット、PCは面白みなし。
ゲームはより高速グラフィック&ARディスプレイでよりリアルに。
思ったよりもコンセプトモデルは少なくて、残念。
■ドローンの産業拡大は間近。
DJIやParrotがメジャーですが、パクリ?というか追っかけチームが
かなり居ます。既にレッドオーシャン化しはじめたと感じますが、
サービスとしては拡大していくのを確信。
ですが、法整備を急がないと、操縦ミス事故が増えそう・・・。
日本人が少ないのが、少し気になってしまいましたが、
こういったところに、「情報を出す、取りにくる事」をしないと
日本は取り残されるかも?なんて、危機感を覚えたのも事実。
来年も視察に行くのを決めました。ネット企業は必見かも。
D2Cの他のメンバーにも行ってもらうようにしたいと思います。
PS:14年ぶりに訪問したラスベガスはホテルも増えるし、郊外も拡大し、街が拡大。
何も無かったラスベガス近郊にフーバーダムを造り水害対策をし、
電力を供給すると同時に、カジノタウンを作りあげたバグジーって凄いな〜。